e-OAスリープ・スプリントを使用している患者さんからのお手紙

“いびき”と“睡眠時無呼吸”の悩みから相談に訪れた女性の患者さん。

お悩みをお聞きし、睡眠状態をみる簡易検査を実施、その後 e-OAスリープ・スプリントを製作し使用していただいているのですが、その患者様より感謝のお手紙をいただきました。

遠くから訪れた患者様で予後が気になってお伺いをたてたこともありますが、これはとても嬉しいことです。了承をいただいたので、ここで公表させていただきます。

「e-OA スリープ・スプリント」と出会って。

10年ほど前に主人から、私が「いびきをかく」こと、それが「睡眠時無呼吸ではないか?」という事を指摘されました。それまでの私は、『私に限って「いびき」なんて! 私は「いびき」とは無縁である』という、妙な自信がありました。
しかし、主人から指摘を受けてからというもの、寝起き時や運転中の睡魔等々、「睡眠時無呼吸」に関する思い当たる節が思い浮かびました。
それからというもの、電車の中でうたた寝が出来なくなり、ましてや、友人との旅行等でも同室なんてあり得なくなってしまいました。
そんな「いびき」の恐怖から、私は、唇にテープを貼って口を開けないで眠る様になりました。
しばらくしてから雑誌で紹介のあった耳鼻咽喉科を受診。その結果、「鼻腔が狭いので、焼く」という処置を受けました。それでも、主人からは、「睡眠時無呼吸」を指摘され続けていました。
そして4年前、妹と一緒に布団を並べて寝た時に、翌朝、妹から「姉ちゃん、無呼吸がすごい!」と、主人と同じような指摘を受けました。
「すぐに病院を受診して!」と妹から言われ、私は意を決して、今度は、自宅近くの耳鼻咽喉科を受診し、大学病院を紹介され受診。
やはり「睡眠時無呼吸」である事、「マウスピースを使うことで軽減される」という事で治療を開始しました。
出来上がったマウスピースを使って眠った翌朝、痛みで顎関節が1mmも動かせず、唾が呑み込めず、口も開けられません。何とかしてマウスピースを取り出しても、話すことができません。水も飲めません。お昼近くになってようやく、物が食べられるようになります。
そして、マウスピースの調子を見るために再診。このような不快な症状を伝えると、「次第に慣れてくるから」と。しかし、毎朝、同じような症状で目覚める日々。
次第に、このマウスピースを装着することが苦痛となり、自分の目の届くところからはいつの間にか消えてしまいました。

それから、3年経った今年の1月。
主人が「昨晩のいびきは、怖かった」と、私の「睡眠時無呼吸」の今の状態を話してくれました。『「いびき」を聞いている方は、生きた心地がしなかった。』とも話してくれました。そして主人が池尻先生の本を私に紹介してくれました。
「一回、相談に行ってみてくれないか」と、頼まれました。
「大阪だよ・・」「交通費だってかかるよ」と言ったところ、『「無呼吸」をこのまま繰り返して、死んでしまったらどうするんだ!』と、真剣な眼差しで私に訴えてきました。
『そんなに私の「いびき」は深刻なんだ・・』と、自分のことながら、ようやく この「いびき」が私の健康上かなりの問題である事に気が付きました。
そしてこの事について真剣に向き合いました。
意を決して、大阪の池尻歯科医院を受診しました。
池尻歯科医院での3回の受診は、私にとっては希望のあるものであり、とても楽しいものでした。池尻先生はじめ看護師の方の親切で分かりやすい説明に、私は自分のこれからにさらに「希望を持つ」事ができました。「自分の歯を生涯大切にしたい」という思いも出てきました。
初診からおよそ二ヶ月経った今、私は「e-OA スリープ・スプリント」を毎日使っています。この状況が信じられません。こんなにも早くに私の「睡眠時無呼吸」が改善されるなんて!
しかも、「e-OA スリープ・スプリント」を使用してみたら、起床時の眠気がありません。スッキリ目覚める事ができるのです。もちろん毎日装着していますが、 最初こそ装着がうまくできないでいましたが、今ではすぐにできますし、使用中、使用後の顎関節や歯の痛みもありません。すぐに話す事もできます。食事もできます。
以前、「大学病院で作ったマウスピース」とは全然違うものあり、とても使いやすく、私の身体にとっても負担もなく楽なものです。これならば毎日装着できるし、続けられると思います。
今では、主人が『「睡眠時無呼吸」が「無くなった」、安心して眠られる』と言っ てくれるのがとっても嬉しいです。
装着にも慣れてきて、簡単に出来ますので、ちょっとしたお出かけ、泊りがけ等にも必ず持参しています。
私自身の身体も楽になれたし、一緒にいる主人も喜んでくれて、私は今、とても幸せです。
この「e-OA スリープ・スプリント」に出会うまで紆余曲折はしましたが、こうして信頼のできる先生と看護師さんに出会えた事、毎日「e-OA スリープ・スプリント」を使用し快適な生活が出来る様になった事、に心から感謝したいと思います。

池尻先生と看護師さん、本当にどうもありがとうございます。
また、協力をしてくれた主人にも感謝をしたいと思います。
どうもありがとうございました。

患者さんの感謝や励ましの言葉は私達の励みになります。
これからも“いびき”や“睡眠時無呼吸”の患者さんのお悩み解消に尽力していこうと思いを新たにしました。

ありがとうございました。

 

睡眠時無呼吸症候群の動画を見つけました

北海道テレビ放送(HTB)制作、番組名は医TV、2分半の番組ですが睡眠時無呼吸症候群をわかりやすく解説されています。
内科医の解説なのでCPAPが治療法として紹介されていますが、原因や症状の説明がわかりやすいと思います。

つい先日も、「JR常磐線の運転士が一時的な睡魔に襲われて柏駅で240mオーバーラン」というニュースを見ましたが、これももしかしたら睡眠時無呼吸が原因なのかもしれません。

今までも睡眠時無呼吸が原因の事故は多数起こっています。

いびきがうるさい! 寝ている時に息が止まっているよ!
と指摘されたことのある方はこの動画をご覧になってみてください。

ちなみに我々は歯科医なので患者さんに“いびき”・“睡眠時無呼吸”を防ぐe-OAスリープスプリントをご案内しています。治療効果をみるために睡眠に関する簡易検査も実施しています。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

【北海道テレビ(HTB)医TV:睡眠時無呼吸症候群 番組リンク】

第1回:「睡眠時無呼吸症候群」①原因と起こり得る合併症について

第2回:「睡眠時無呼吸症候群」②検査と診断について考える

第3回:「睡眠時無呼吸症候群」③社会的影響と治療について考える

 

マウスピースでいびき改善 第11回 体内時計の大切さ

睡眠時無呼吸は口腔内装置(スプリント・マウスピース『e-OA』)で改善できます。

頻繁に昼夜逆転→死亡率高く きついシフトをマウス実験

長期間にわたって頻繁に昼夜が逆転して体内時計が乱されると、死亡率が高まる傾向にあることを、京都府立医大の研究チームがマウスの実験で明らかにした。人間でもシフト勤務の職場は多いが、シフトの組み方によって体の負担や体内時計の乱れを減らせる可能性があるとしている。国際科学誌に発表した。

約24時間周期の体内時計が乱れると、睡眠障害など様々な病気のリスクが高まることが知られ、老齢マウスの実験で死亡率が上がることも分かっているが、長期的な影響は不明だった。

八木田和弘教授(環境生理学)らのチームは、明暗の切り替えのタイミングを変えて、明るい時間帯を7日間ごとに8時間ずつ後ろ倒しにする「ゆるいシフト」と4日間ごとに8時間ずつ前倒しする「きついシフト」の二つの環境下でマウスを育てた。1年9カ月の長期間にわたって行動リズムの変化などを調べた。

ゆるいシフトだと体内時計の乱れは軽微だったが、きついシフトではマウスが変化に適応できず、活動や休息の行動リズムが昼夜と関係なく乱れた。きついシフトは34匹中9匹が死んだのに対し、ゆるい方は14匹中1匹だけで、死亡率はきつい方が4・26倍高いと推定された。死んだマウスの67%で白血球の増加など炎症反応が確認された。

八木田さんは「シフト勤務のタイプによって健康への影響が異なる可能性がある。どんなシフトなら負担が少ないのか研究したい」と話している。(西川迅)
出典:朝日新聞デジタル

いびき・睡眠時無呼吸でお悩みの方はご相談ください。

当会では睡眠時無呼吸・いびきの簡易検査装置『ウォッチパット』を保有しています。

睡眠時無呼吸・いびきがある場合には、口腔内装置『e-OA』を作製します。

マウスピースでいびき改善 第10回 小児に広がる「睡眠時無呼吸」

睡眠時無呼吸は口腔内装置(スプリント・マウスピース『e-OA』)で改善できます。

小児に広がる「睡眠時無呼吸」 落ち着きなく粗暴に扱う医療機関少なく

2011/10/28 日本経済新聞 夕刊

小児の睡眠時無呼吸症候群は2005年改訂の国際睡眠障害分類第2版で初めて独立した疾患となり、診断基準が示された。

千葉伸太郎・慈恵医大耳鼻咽喉科講師によると、扁桃腺や咽頭扁桃の肥大、アレルギー性鼻炎などで気道が狭まるのが主な原因だ。「イビキや荒い寝息は重要なサイン。何度も目覚めたり、口呼吸や頻繁な寝返りをしたりすることもある。日中の症状では、成人に多い居眠りより、注意散漫や粗暴な行動などの特徴がある」

我が子が睡眠時無呼吸症候群ではないか、と疑った場合、どこで検査や治療を受ければいいのか。

現状では、小児の睡眠時無呼吸症候群を扱う医療機関は極めて少なく、成人を診る施設や小児専門病院で相談するしかない。

医師や患者団体、医療関連メーカーなどが、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療の促進を目指してつくる「グリーンピロー・SAS広報委員会」がホームページ(http://www.greenpillow.jp/hospital/)で治療、検査を受けられる医療機関を紹介。日本睡眠学会もホームページ(http://www.jssr.jp/data/list.html)で学会の認定施設と認定医などのリストを公開しており、近くの医療機関を知る手掛かりとなる。

また、日本学校保健会は09年、小児の睡眠時無呼吸症候群を分かりやすく解説した学校関係者向けの啓発冊子を作成し、全国約3600の公立校に配布、内容をホームページ(http://www.hokenkai.or.jp/mukokyu/090202.pdf)にも掲載している。

小児患者の割合は海外で1~3%と報告されているが、「イビキは幼児期から小学校低学年の子どもに目立ち、その多くに睡眠時無呼吸が隠れている」と指摘する医師もいる。

日本学校保健会が07年に8都府県の小学校21校で保護者を対象に行った調査(1764人回答)では、子どもに睡眠時の無呼吸が「よくある」「時々ある」が1年生では4.5%、5年生、6年生でもそれぞれ3.4%、2.4%あった。

睡眠時無呼吸の子どもの4人に1人に「寝息が荒い」や「イビキをかく」などの症状がみられ、調査で中心となった工藤教授は「特にイビキをかく子どもで、落ち着きがなかったり学習意欲が低かったりする割合が高かった」と話す。ただ、「子どもの睡眠時無呼吸症候群は、小児科や耳鼻咽喉科の医師の間でも十分理解されていない」のが現状だ。

検査法が簡便に

診断のための検査が煩わしいことも影響している。国際標準となっている睡眠ポリグラフ検査は、体に20以上のセンサーを付けて、眠っている間の脳波や心電図、眼球運動、口・鼻の気流、血中の酸素濃度などを調べるもので、3~4歳の幼児に行うのは難しく、実施できる医療機関は限られている。このため、簡便で子どもへの負担が小さい検査法が求められてきた。

山梨大小児科の杉山剛助教は08年から、携帯型の検査装置「SAS2100」を使って、睡眠時の呼吸障害の程度を測り、独自に作成した問診票の結果と併せて、手術などの治療が必要な子どもを見つけ出す診断基準を編み出した。

検査は、鼻の下に装着した管で息の圧力を測り呼吸やイビキの状態を把握するとともに、指先に付けた小さな装置で心拍数や酸素濃度を計測し、それぞれデータをSAS2100に記録し解析する――という方法だ。

杉山助教は「小児の睡眠時無呼吸症候群は治療法が確立しており、これまでの検証では、治療を受けた子どもの大半でイビキなどの症状が改善、集中力や落ち着きを取り戻す傾向にあることが分かっている。にもかかわらず検査が障害となって、診断されずに適切な治療を受けないでいる潜在患者が多い」と強調。「心身の成長にとって大切な時期だけに適切な検査と治療の普及が重要だ」と話している。
引用:2011/10/28付日本経済新聞 夕刊

 

いびき・睡眠時無呼吸でお悩みの方はご相談ください。

当会では睡眠時無呼吸・いびきの簡易検査装置『ウォッチパット』を保有しています。
睡眠時無呼吸・いびきがある場合には、口腔内装置『e-OA』を作成します。口腔内装置『e-OA』は睡眠時無呼吸・いびきに効果がある口腔内装置です。(c-papが使えなかった方でも『e-OA』は装着して使用していただけています。)

気になる方は検査されることをお勧めします。
詳細はお気軽にお問い合わせください。

マウスピースでいびき改善 第1回 睡眠について

睡眠時無呼吸は口腔内装置(スプリント・マウスピース)で改善できます。

私たち人間は、1日におおよそ8時間眠るサイクルで生活しています。つまり人生の約1/3は眠っていることになります。

睡眠は昼間の活動で疲れた体と脳を休息させるための、とても重要な時間帯。睡眠がじゅうぶんにとれない状態が続くと、「眠い」「疲れた」というだけでなく、さまざまな悪影響を及ぼすようになります。

とくに睡眠中に呼吸が止まるような事態が繰り返されると、体に取り込まれる酸素の量が少なくなってさまざまな臓器に障害をもたらす上に、日中に眠くなり活動が低下するなど、社会生活にも影響を及ぼすようになります。(睡眠時無呼吸症候群:SAS)

また肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症など、いわゆる生活習慣病を合併するケースが多いといわれています。
出典 SASnet

当会では睡眠時無呼吸の簡易検査装置『ウォッチパット』を保有しています。

睡眠時無呼吸がある場合には、口腔内装置『e-OA』を作成します。

気になる方は検査されることをお勧めします。

詳細は当サイトをご覧いただくか、お問い合わせください。